なぜ呼吸法でカラダが変わるのか
呼吸は一日に2万回も行われています。呼吸は肺で行われていますが、外・内肋間筋、外・内腹斜筋、腹横筋、斜角筋、横隔膜、脊柱起立筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋など多くの筋肉が呼吸に関わっています。
これらの筋肉がスムーズに働かないと呼吸が浅くなり、自律神経が乱れ、疲れやすくなってしまいます。自律神経とは、内臓器官を支配する神経系で意思とは無関係に働くものです。心臓・胃・腸・肝臓・膀胱などの臓器や、汗腺・内分泌腺・唾液腺などの分泌腺の活動を調整するもので、姿勢が悪くなり呼吸肩でするようになると交感神経優位になり副交感神経とのバランスが崩れてしまいます。
正しい呼吸が行われると次のようなメリットがあります。
①腹圧が高まることで、体の中心(体幹と脊柱)がしっかり安定することで正しい姿勢となる。
②正しい姿勢になると、中枢神経と体の連携がスムーズになり、無理な動きがなくなる。
③無理な動きがなくなると、体のパフォーマンスレベルが上がり、疲れやケガも防げる。
呼吸筋がスムーズに働くか働かないかでこれだけのことが変わってくるのです。
呼吸法の種類
呼吸法には大きくドローインとブレーシングという2種類の方法があります。
まずは、より多くの筋肉を使うことができる「ブレーシング」について解説していきます。
「腹腔(ふくこう)内圧(腹圧)」「腹腔」と呼ばれる胃や肝臓などの内臓を収める空間があり
この腹腔内の圧力が「IAP」
ブレーシングは、IAP(腹腔内圧)を高めることを目的として行・腹横筋だけでなく、外腹斜筋、内腹斜筋、横隔膜、骨盤的筋郡など腹筋郡全体や背中、胸周りなど多くの筋肉を使えるのが特徴です。
ブレーシングは、トレーニング時に重いものを持つ際体幹の安定性を高めます。骨盤や腰椎が安定することによって安全にトレーニングや運動を行うことができます。普段から使えると筋肉の負担が減り、姿勢の改善や疲れの予防になります。
もう一つはドローインです。
ドローインはお腹を凹ましながら息を吐きますが、ブレーシングはお腹を膨らましたまま息を吐きます。ドローインは腹式呼吸で下腹部を凹ませるようにして行いますので、お腹のインナーマッスルである腹横筋を中心に鍛えることができます。
詳しいやり方はこちらをご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
呼吸を意識することで姿勢が整い、筋肉の負担が減り、疲労感や倦怠感を改善することができると思います。
また、自律神経も整いカラダがリラックスしやすくなります。その為、ストレス軽減や睡眠の質向上、疲労回復にも繋がります。体を変えるには食事や運動も大切ですが、まずは簡単で行いやすい呼吸から始めてみましょう!
今後もカラダの調子を整えるためのコンディショニング記事を投稿していきます!
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