はじめに
果物って体に良いイメージを持たれている方が多いと思いますが、実は体に悪いと言われることもあります。「えぇ!?」っと思う方いるかと思いますが、例えば「甘いから体に悪い」「甘いから太りやすい」「体を冷やす」などといわれることがあるからです。
1日の果物の適量はどのくらいなのか?
健常な人は果物を1日200g程度とっても問題ありません。
厚生労働省と農林水産省が策定した「食事バランスガイド」でも、果物は1日200ℊ以上が摂取目標となっています。
ではなぜ果物が良くないといわれ始めたのかと言いますと果物に多く含まれている果糖が原因と言われています。
果糖は天然に存在する糖で、強い甘味があり、冷やすと甘みが増します。
果糖の糖質には、「単糖類」「二糖類」「多糖類」という3つの種類があり、果糖は単糖類で「フルクトース」とも呼ばれています。
単糖類は、糖の中で最も小さい単位であるため、それ以上分解されません。
そのため単糖類は、二糖類や多糖類と比べると早く吸収されて、素早く体のエネルギーとなります。
果物の特徴と気をつけたほうが良い点
果糖の特徴をまとめてみました。
- 冷やすと甘味が増す。
- 血糖値を上げにくいので代謝にインスリンを必要としない。つまりすぐにエネルギーになる。
- 白米に多く含まれるぶどう糖より少量で甘味を感じることができるので、甘味料としては低カロリー
など、良い特徴がある一方、
- 過剰摂取をすると一部が中性脂肪に変わりやすい。
- 満腹感を感じにくい。
- AGEsという老化物質を生成(一度に大量摂取した場合)
という気をつけなければならない働きもあります。
要は食べた分消費できれば問題ないので、朝、昼・運動前後に摂取するのが良いといわれています。
むしろ効率的なエネルギーになる上、貴重なビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源になってくれます。
βカロテン、ビタミンB群、ビタミンE、カリウム、カルシウム、鉄などを含むため、野菜と同様の役割が期待でき、フィトケミカルも豊富に含んでいます。
とはいえ夜寝る前や食後のデザートとして食べ過ぎてしまうとNGです。
食べ過ぎた分は消費されず脂肪に変わってしまい「太りやすく」なってしまいます。
特に内臓脂肪としてお腹周りに脂肪が付きやすいので肥満が気になる人は自身の活動量や食べるタイミングには注意しましょう。脂質異常症につながる可能性もあります。
果糖の甘味は、快感をもたらすドーパミンを放出させるといわれています。疲れやストレスが溜まっていると過剰に摂取しやすくなってしまうので、糖質の多いバナナやブドウは朝食べるようにして、夜食べるなら糖質量の少ないベリー系や酸味のあるキウイなどにしましょう。
果物を効率よく摂りたいと考えている方で酵素ジュースが気になっていて試してみたいという方も多いのではないのでしょうか?
前回のブログで酵素ジュースのレシピについても紹介させていただいているのでぜひ一度お試しください!
まとめ
今回は果物の良い点と気をつけなければならない点についてまとめていきました。
エネルギー効率が良かったり、ビタミン群が豊富と良い点も多い果物ですが過剰に摂り過ぎたり、タイミングを間違えてしまうと肥満の原因になったりしますのでバランスとタイミングにはくれぐれも気をつけていきましょう!
今後もカラダの調子を整えるためのコンディショニング記事を投稿していきます!
また、今回のような簡単につくれるレシピも掲載予定です!
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