「風邪の前にゾクゾクと寒気がする」──誰もが経験するあの感覚。
単なる冷えと思われがちですが、実は 身体がウイルスと戦う準備を始めているサインです。
本記事では、風邪の前に寒く感じる理由、そしてそのときの正しい食事・入浴・休養の仕方を、最新の研究も交えて解説します。風邪の前に寒く感じるのはなぜ?免疫反応と正しい対処法|氷枕で脳を守る養生法

寒気を感じる仕組み
風邪の初期に「寒気」が起こるのは、脳の体温調節中枢(視床下部)が 体温のセットポイント(基準値)を高く設定するからです。
1. ウイルスや細菌を免疫細胞が感知
2. サイトカイン(IL-1、IL-6、TNF-α)が放出される
3. 脳が「体温を38℃に上げよう」と指令
4. まだ36.5℃しかない体は「冷えている」と錯覚
5. 震えや鳥肌を起こし、体温を作る
つまり寒気は「体が熱をつくって免疫を強めようとしている証拠」なのです。
寒気のときの正しい対処法
1. 体を温める
• 布団や毛布で体を温かく保つことは、風邪の回復を助ける基本的なケアです。
• 足湯や短めの入浴は血行を促し気分転換にもよいですが、長時間入ってたくさん汗をかくと体力を消耗しやすいので、ほどほどにしておくと安心です。
• 「風邪のひき始めに熱いお風呂に入って布団で汗をかく」という昔ながらの方法もありますが、高熱や脱水の心配があるため、無理をせず体調に合わせて取り入れることが大切です。
2. 水分・電解質を補給する
発熱により発汗が増え、脱水症状になりやすいです。
• ポカリスエットや経口補水液(ORS)
• 白湯や麦茶にはちみつを少し加える
特に ブドウ糖は免疫細胞のエネルギー源であり、適度な糖補給は免疫反応を助けます。
3. 消化に良い食べ物を選ぶ
風邪のときは体力が落ちやすいため、消化に負担をかけない食事をとることが大切です。消化が良く、栄養を効率的に補えるものを意識して選びましょう。
• おかゆ+卵:柔らかいおかゆは胃にやさしく、卵を加えることで良質なタンパク質も摂れるため、体力回復に役立ちます。
• 鶏スープ:鶏肉にはアミノ酸の一種であるシステインが含まれており、粘液をやわらげて呼吸を楽にしてくれる効果が期待できます。温かいスープは喉や胃にも優しいです。
• はちみつ入り生姜湯:はちみつの抗菌作用に加え、生姜の体を温める働きで冷えを防ぎ、免疫力をサポートしてくれます。のどの痛みにもやさしい飲み物です。
• バナナやリンゴのすりおろし:消化しやすく、自然な糖分とビタミンを補給できるため、食欲がないときでも取り入れやすい食品です。

やってよいこと・避けた方がよいこと
状況 | やってよいこと | 避けた方がよいこと |
寒気がある | 毛布で保温、足湯、温かい飲み物 | 長風呂や無理な運動 |
発熱時 | ポカリ・経口補水液で水分補給 | コーヒーやアルコール |
食欲がある | おかゆ、鶏スープ、果物 | 脂っこい料理、冷たい飲み物 |
寝る前 | 氷枕で脳を守る/安眠を助ける | 厚着しすぎて汗だくになる |
氷枕は使っていい?
寒気の段階では体を温める方が優先ですが、高熱で頭が熱くて眠れないときは氷枕が有効です。
首や脇の下を冷やすと体温が下がりやすくなり、眠りやすくなります。
さらに、氷枕は脳を守る意味でも重要です。高体温が続くと脳に負担がかかるため、適度に冷やしておくことは安全面でも理にかなっています。
最新研究からの裏付け
近年の研究は「発熱」と「糖補給」の重要性を強調しています。
• 発熱はT細胞を強化する
→ 38℃以上の体温環境下では、T細胞が感染細胞をより効率的に攻撃できることが報告されています(Evavoldら, Nature Immunology, 2023)。
• 免疫細胞は糖を燃料にする
→ 感染時には解糖系を強く利用するため、ブドウ糖不足は免疫低下につながる(O’Neill, Nature Reviews Immunology, 2022)。
つまり「温めて休む+適度な糖と水分補給」が、昔からの養生法でありながら科学的にも裏付けられているのです。
まとめ
• 風邪の前に寒気がするのは、体温を上げて免疫を高めるための自然な反応
• 寒気のときは「体を温める・水分補給・消化に良い食事」が基本
• 熱い風呂や厚着しすぎは逆効果になることもある
• 氷枕は「脳を守る」ために高熱時に有効
• 最新研究も、発熱と糖補給が免疫を助けることを示している
ゾクゾクしたら無理をせず、布団にくるまり、温かい飲み物で体を守る──これが最も自然で効果的なケアです。
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