咳に悩まされているあなたへ!自分の免疫力で菌やウイルスを喉から追い出す【線毛】

コンディショニング

咳は、体が異物やウイルスを排出するための自然な反応ですが、長引くと日常生活に支障をきたすこともあります。そこで重要なのが【線毛】です。

喉の線毛について、わかりやすく解説します

喉の線毛とは

喉の奥から肺にかけて、気道と呼ばれる管があります。この気道の内側は、粘膜で覆われており、その粘膜には無数の小さな毛のようなものが生えています。これが「線毛」です。

線毛の働き

線毛は、1秒間に15~17回という高速で、一定方向に波打つように動いています。この動きによって、気道に侵入したホコリや花粉、細菌などの異物を粘液と一緒に体の外へと押し出す役割を果たしています 。

線毛の重要性

  • 異物の排除: 線毛は、呼吸によって体内に侵入しようとする異物を肺に届く前にキャッチし、体外へと排出することで、私たちの体を守っています。
  • 感染予防: 細菌やウイルスなどの病原体を体外に排出することで、感染症を防ぐ役割も担っています。

線毛の働きが低下

  • 乾燥: 空気が乾燥すると、線毛の動きが鈍くなり、異物をうまく排出できなくなります。
  • 炎症: 風邪やアレルギーなどによって気道が炎症を起こすと、線毛が損傷し、機能が低下することがあります。
  • 食事: 甘いものを食べすぎてしまうと、その機能を低下させます。

線毛の働きが低下すると、異物が肺に達しやすくなり、咳や痰、呼吸困難などの症状が現れることがあります。

線毛の働きをサポートするには?

  • 加湿: 加湿器を使用するなどして、室内の湿度を適切に保ちましょう。
  • マスク: マスクは呼気の温度と湿度を保ち、鼻腔内の繊毛運動を活発にしてウイルスやホコリを喉から遠ざけます。乾燥した寒い空気を防ぐことにもなります。
  • うがい: うがいをすることで、喉の汚れを洗い流し、線毛の働きをサポートします。
  • 水分補給: 粘膜を潤すためにこまめな水分補給が大切です。
  • 禁煙: 喫煙は線毛を破壊するため、禁煙することが重要です。
  • 喉を温める: 温かい飲み物を飲んだり、マフラーを巻いたりして、喉を温めましょう。
  • 龍角散:繊毛を活発にしてくれ、菌やウイルスを外に追い出します。キキョウ末(去痰作用)キョウニン(咳止め作用)セネガ末(去痰作用)カンゾウ末(咳止め作用、消炎作用)などの生薬が含まれています。

咳のメカニズム

咳は、気道に異物が入ったり、炎症が起こったりすると、気管が収縮し、空気を勢いよく吐き出すことで異物を体外に出そうとする反射でしたね。

咳の原因

咳の原因は線毛の動きが悪くなる他にも様々。

  • 風邪やインフルエンザなどの感染症: ウイルスや細菌が気道に感染し、炎症を起こすことで咳が出ます。
  • アレルギー: 花粉やハウスダストなど、アレルギー物質が原因で咳が出ることがあります。
  • 逆流性食道炎:胃酸が食道に逆流することで、のどが刺激され咳が出ることがあります。
  • 気管支炎:気管支が炎症を起こし、咳が出ます。
  • 肺気腫:肺の組織が破壊され、呼吸が苦しくなり、咳が出ることがあります。

咳の対策

咳の対策は、原因によって異なります。

1. 加湿

乾燥した空気は、気道を刺激し、咳を悪化させることがあります。加湿器を使用したり、濡れたタオルを干したりして、室内の湿度を40~60%に保つようにしましょう。

2. 水分補給

こまめに水分を補給することで、のどの粘膜を潤し、咳を鎮める効果が期待できます。温かい飲み物は、気道を温め、咳を鎮める効果も期待できます。

3. 休息

十分な睡眠をとることで、体の抵抗力を高め、咳の回復を早めます。

咳が長引く場合

咳の原因は様々です。セルフケアと並行して、咳が2週間以上続く場合や、高熱、呼吸困難、咳や痰がひどいなどの症状を伴う場合は、早めに医師に相談しましょう。

この記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。

今後もカラダの調子を整えるためのコンディショニング記事を投稿していきます。

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