夏バテは「入れる」より「出す」(巡らす)体をつくる。
梅雨入りとともに、じわじわと体にのしかかる「夏バテ」の影。
最近、次のようなお悩みを耳にしませんか?
• なんとなく食欲がない
• しっかり寝たのに疲れがとれない
• 日中の集中力が続かない
それもそのはず。高温多湿の日本の夏は、ただでさえ自律神経が乱れやすく、胃腸機能も落ちやすい時期。
巡らせ、汗をかくことが重要です。
下図はある調査での「夏バテ症状の発生頻度」をまとめたものです。
夏バテ症状の発生頻度(出典:インテージ、PR TIMESなど各種調査より再構成)
症状 | 全体 | 男性 | 女性 |
全身倦怠感・だるさ | 約90% | 90% | 91% |
やる気が出ない・疲れやすい | 約40~48% | 約45% | 約48% |
食欲不振 | 約30~60% | 約30% | 約55~60% |
頭痛 | 約20~30% | 約15% | 約28% |
めまい(立ちくらみ) | 約17% | 約12% | 約17% |
吐き気・胃腸の不調 | 約10~25% | 約10% | 約20% |
不眠・睡眠不足 | 約27~44% | 約27% | 約44% |
手足のしびれ・冷えなど | 約7~10% | 約6% | 約10% |
女性の方が全体的に症状が重く出やすい傾向があります。
だるさと疲労感は男女問わず高頻度。
不眠や食欲不振は特に夏の後半(8月)に多く報告されています。
原因は「食べられない」ことより「巡らない」こと
夏バテ対策というと、「ちゃんと食べよう」「水をしっかりとろう」と言われがちですが、
それだけでは不十分。実は、食べたもの・飲んだものを体内で“巡らせて”“出す”力が落ちているケースが多いのです。
特に冷たい飲食が続くと、胃腸の血流が減少。
すると消化吸収だけでなく、**老廃物の排出(便・尿・汗)**も滞り、体が重く感じられるようになります。
今日からできる、夏バテ3つの改善ステップ
朝の「白湯」or「味噌汁」
朝の一杯で、内臓に優しくスイッチを入れる。
特に味噌汁は、ナトリウム・カリウム・アミノ酸を含み、「水分+電解質+うま味」のトリプル補給が可能。
🔸参考論文:Akutsu et al., “The relationship between Japanese-style breakfast and health status,” J Nutr Sci Vitaminol, 2019
冷たい麺類+“温トッピング”
素麺だけではエネルギーもたんぱく質も不足気味。
温泉卵・蒸し鶏・豆腐など、体を冷やさずたんぱく質が補える食材をトッピング。
軽く汗をかく動きを習慣化
「出せる体」には適度な血流が必要。
朝ストレッチ、夕方の半身浴などで、汗をかけるコンディションを整えましょう。
まとめ
夏バテは“体と心”のバロメーター
人の身体は「冷えすぎ」も「暑すぎ」もストレスになります。
睡眠の質が下がったり、イライラしやすくなるのも、夏バテのサインかもしれません。
夏を快適に過ごすためには、「入れること」だけでなく、「巡らせて出すこと」が不可欠。
まずは自分の生活の中で“出せてないな”と感じるところから見直してみてください。
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